メニュー作り編
すげーうめーラーメンだ
それで見事に潰れるのだ。
そういう訳のわからないこだわりはやめるべきだ。そういうこだわりが行き過ぎると製麺機を導入して自分で麺まで作り出す始末である。麺なんて外注してもかなりの種類や要望を受け付けてくれるし、何より手間も金もかからないのだ。
確かにそうかも知れないが手間と費用のかかるこだわりはもつべきではない。
ラーメンに手間をかけるぐらいなら別のメニューを作ったほうがいい。
何いってんだ!
確かに味は重要だ。不味かったら二度と客は来ない。だがしかし正直言って美味いラーメンなんか誰でも作れるのだ。少し利口なやつなら作り方を調べ、模倣して美味いラーメンなど簡単に作る。
ああ今日も疲れたなあ。さて売り上げでも集計するか
材料費これぐらいで今日の売り上げがこうだから……あれ! 全然儲からないな
そもそもラーメン自体は利益率が別に良くない。何より作るのに手間がかかる。朝からスープを仕込んだり、チャーシューを仕込んだり、麺や野菜や鶏ガラやゲンコツを仕入れる。
作るのも麺を茹でてスープを煮てトッピングを乗せる。時間と手間と光熱費も材料費もかかるので正直割に合わないのだ。
だからラーメンでは儲からない。儲かるのは酒だ。
あなたがもしラーメン屋として行き詰まっているなら酒を充実させて、もっと飲んで貰えるためにつまみになるメニューを生み出したほうがよほど利益になる。
それと粉物も儲かる。小麦粉は安いからだ。しかしお好み焼き屋やもんじゃ焼きは鉄板を設置する関係上席数が限られるので回転率は悪い。大判焼きやたい焼きなんかもある。しかし一個100円程度じゃ薄利多売で労力に合わない。
だが個人的にたこ焼き屋なんかは相当儲かると思う。店に椅子と卓を用意してもテイクアウトする客も望めるので回転率がいい。更にたこ焼きは酒を飲めるからだ。
何度も言うがラーメン屋は止めておけ